
Motoやるべき資産形成はたった5つ
「資産形成って難しそう」そう思っている人が多い。
金融庁(2025)の調べによると総口座開設数は2,647万口座で、都市部の方が開設割合が高くなる。全人口から考えると4人に1人しかやっていない。
今まで投資=ギャンブルで貯蓄=資産形成のような風潮が根強くあった。特に親世代はバブル崩壊を現役世代に経験しているから仕方ない側面はある。
だが、今の日本はデフレからインフレ時代へと突入した。投資が好き嫌い云々じゃなくて、やらないと預けている現金がどんどん目減りしていく時代になっている。だけど今まで投資なんてやったことない人が大半。
そんな方向けに本記事では、最低限やるべき資産形成のやり方をわかりやすく紹介していく。
投資って難しそうと思うが、やってみると案外シンプルだということに気づく。
資産形成はこれだけOK!
- 生活防衛資金を確保する
- 新NISA口座を開設し毎月積み立てる
- iDeCoも併用し節税しつつ、老後資金を増やす
- 保険費用はミニマルに
- 固定費は徹底的に削減する
ステップ1:生活防衛資金を貯める(最優先)
投資する前にまず始めてほしいのが、現金の確保。
生活費の6ヶ月分~1年分を定期預金に貯める。月20万円で生活しているなら、120万円または240万。
この資金が、病気、失業、災害などの緊急事態から身を守ってくれる。
この資金がない状態で投資を始めるのは危険だ。緊急時に投資商品を売却せざるを得なくなり、損失が確定する。
- 生活防衛資金(半年~1年分の生活費分の貯蓄)
- 投資
この順番は絶対に守るべきだ。
また、生活防衛資金を貯めるにあたって生活費を減らすのも同時並行でやった方がより効果的だ。
毎月の生活費を20万円→10万円に下げれば、当然生活防衛資金も貯めやすくなる。
私の知人には節約ガチ勢が多数おり、固定費削減の為に築40年くらいのワンルームアパートに住んだり、実家暮らしして固定費を削減しまくっている猛者いる。
ステップ2:新NISA(つみたて投資枠)を始める
生活防衛資金が貯まったら、次は新NISAで。
つみたて投資枠で月1万円。なんだったら1000円からだっていい。やらないより少額から始めて慣れてきたら徐々に増やしていけばいいい。SNSやブログ見てると年間360万(新NISAの年間限度額)やっている猛者も存在するが、全く気にしなくていい。
満額できる人なんて新NISAやっている人の中で少数だ。というより資産形成に年間360万円もの大金を回せる人なんてほとんどいない。むしろ生活に切り詰めまくって途中でやめてしまうのがもったいない。
つみたて投資枠で筆者が買っているのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。これ一つで、世界中の株式に分散投資できる。但し内訳は米国株が6割強を占めているので、より分散を効かせたいのなら
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
などと組み合わせてみるのも面白いかもしれない。ただ、基本的にはオルカン一本で十分だと思っている。
つみたて投資枠では年間120万円まで非課税で投資できる。普通なら利益の20.315%が税金が発生徴収されるけど、、NISAならゼロだ。資産運用するのなら、使わない理由がない。
「投資は怖い」という人もいるが、20年以上の長期投資なら、歴史的にほぼプラスになっている。時間を味方につければ、リスクは限りなく低い。
但し、短期的に利益を出すには不向きだ。あくまで20年、30年と長いスパンでゆっくりじっくり続けていくのが鉄則だ。
ステップ3:iDeCoで老後資金と節税を両立
余裕があれば、iDeCoも始めよう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は20歳〜65歳未満の国民年金被保険者が対象で自分で掛け金を出して運用商品を選んで60歳以降に受け取る私的年金。
毎月の掛金が全額所得控除になる。年収400万円の人が月2万円積み立てれば、年間4.8万円の節税効果だ。30年で144万円、ただで手に入る。
さらに運用益も非課税。60歳まで引き出せないデメリットはあるが、それが逆に「確実に老後資金を貯める」強制力になる。
会社員→月23,000円(会社で企業型確定拠出年金や、企業年金制度に加入している場合は月20,000円)
自営業→月68,000円まで積み立て可能。新NISAと併用することで、節税効果を最大化できる。
さらに26年12月度からiDeCoが法改正により掛け金の限度額が増額される。
会社員(企業年金の有無関わらず)→月62,000円、
自営業→75,000円
また、加入年度も65歳未満が70歳未満までに引き上げられた。これは結構嬉しい。
詳細はSBI証券のHPで確認できる
ステップ4:保険費用はミニマルに
資産形成の敵は、無駄な保険だ。
必要な保険はこれくらい
- 生命保険(家族がいる場合のみ)
- 火災保険
- 自動車保険(車を持つ場合)
なお、医療保険やがん保険は基本的に過度に不安にならなくてもいい気がする。
日本には高額療養費制度という素晴らしい制度がある。ぶっちゃけ生活防衛資金がしっかりあれば、さほど気にしなくてもいいと思う。
保険に月3万円払っている人は、月2万円は削減できる。その2万円を投資に回せば、30年で1,200万円以上になる。保険の見直しが、最強の資産形成だ。
ステップ5:固定費を徹底的に削減する
資産形成の基本は、支出の最適化だ。ステップ1でも触れたが、支出を削減(生活レベルを下げる)ことが資産形成を送るには最高だ。
通信費:大手キャリアから格安SIMへ。月8,000円→月4,000円。年間48,000円の削減。
サブスク:使っていないNetflix、Spotify、ジムの月額を解約。月10,000円削減なら年間120,000円。
電気・ガス:電力会社の乗り換えで年間2万円削減。
家賃:収入の25%以内に抑える。年収400万円なら月83,000円以下。
これらを実行するだけで、年間200,000円以上の削減が可能だ。この200,000円を投資すれば、30年で1,200万円になる。
私なら手を出さない資産形成
最後に、私なら手を出さない資産形成方法を紹介する。
FX・仮想通貨:ギャンブルと同じ。資産形成ではなく、投機だ。
貯蓄型保険:手数料が高く、解約すると元本割れ。投資と保険は分けるべきだ。
ロボアド:手数料が1%かかる。長期では大きな損失になる。自分でインデックス投資すれば手数料0.1%以下だ。
これらに手を出すくらいなら、何もしない方が下手な損失を生まずに済む。なおよく個別株投資もやらない方がいいと言われているが、私は余剰資金の範囲内で自分が応援したい企業や優待目的で買ったりもしているから否定はできない。
最低限の資産形成は、シンプルだ
まとめると、やるべきことは5つだけ。
- 生活防衛資金を貯める(生活費6ヶ月〜1年分)
- 新NISAで月1,000円〜1万円の積立投資(慣れてきたら徐々に増額)
- iDeCoで節税しつつ老後資金を確保する
- 不要な保険を解約する
- 固定費を削減し、投資額を増やす
これだけで、30年後には2,000万円以上の資産ができる。複雑なことは一切不要だ。老後2000万円問題だって怖くない。
大事なのは、早く始めることだ。20代で始めれば40年、30代なら30年、40代でも20年ある。時間を味方につけてインフレ時代にを一緒に生き抜こう!
今日から始めるべき理由
資産形成を先延ばしにする理由はない。
「もっと勉強してから」「お金が貯まってから」という人がいるが、それは間違いだ。今日から月1万円でも始めることが、10年後に大きな差を生む。
今、数千万、数億円の金融資産を保有している人は間違いなくもっと前からコツコツと継続してきた人たちだ。昨日今日で始めた話ではない。
成功する人の共通点は、早く始めたことだけだ。知識の量でも、収入の多さでもない。
あなたも、今日から始めてほしい。難しいことは考えず、まず生活防衛資金を貯め、新NISAを開設する。
人生100年時代。資産形成は、生き抜くための必須スキルだ。
最低限のことだけでいい。今日から、始めよう。